当社の担当者とその上司の行動を監視しました。接触する人物を撮影し、どこで何時間、どんな様子で話をしていたかについても撮影しました。接触した相手については、勤務先を割り出し、どこの社員化の確認もおこないました。その結果、こちらの想定以上に多数の競合社と接触していることが判明しました。

実際の行動の写真を目にすることで、なんとなく耳に入った話やうわさだけでは対応が困難な事柄について、より現実的な問題として対応することができます。

首謀者の男性を3週間にわたり、平日は自宅を出て帰宅するまで、休日は朝から夜まで、行動の監視を実施しました。その結果、週に3日はビデオボックスで半日ほど時間を潰し、現在の業務をさぼっていることは確認できましたが、独立に向けて動いている様子はありませんでした。

仕事をさぼっていることは事実ですので、それを材料に、首謀者男性の今後の処遇について話を進めていくようです。

二人で予定を合わせている様子がある日や、会社の集まりの後など、怪しいと思われる日に何度か調査をおこないました。路上でキスをしている場面、ラブホテルに出入りしている場面の写真を撮影し、証拠を揃えました。報告書を元に協議をおこない、当該男性社員は関連会社に転職することで合意したそうです。

部署内の雰囲気が悪くなったり、関係が修了した後で女性が退社するケースがあります。高い費用を支払って求人サイトで募集した、特に、業務上どうしても必要な有資格者が退社することは、会社にとって大きなマイナスです。