相手男性の調査をしたところ、仕事帰りにはほぼ毎日パチンコ、土日も開店前からパチンコ店に並んでいる様子が確認できました。しかも、自宅には女性が同居しており、依頼者との結婚に向けて動いている様子はありませんでした。

いろいろ言い訳をして引っ張ったお金は、すべてパチンコの資金になっている様子が伺えました。話し合いをしても返済についての約束はできず、今後の対応については弁護士に委任することになりました。

相手の名前しか知らず、苗字を聞いたことがなかったそうです。お金のやり取りをするまではまめに連絡を取り合っていて、頻繁に一緒に遊びに行っていたことで、かえって信用してしまったところもあるようです。

お金は現金手渡し、預かり証や借用書のようなものは無く、返済を請求するためにはフルネームと住所を調査する必要があります。幸い、携帯電話番号がわかっていましたので、そこから住所や氏名の特定をすることができました。まずは一度きちんと話し合いをして、今後の方針を決めることになりました。

「結婚のため」と言われると、おかしな理由だとは思っていても、お金を出すことを断れず、金額が膨らんでいったそうです。いつまでたっても結婚にむけた具体的な動きが無いことで、これは本当に騙されているかもと思うようになったそうです。

調査の結果、相手女性はすでに結婚しており、子供もいることが判明しました。SNS上では結婚生活をアピールしており、その生活を壊されることはいやであろうと思われました。呼び出して話し合いをしたところ、事実を認めて借用書を作成、旦那さんに知られたくないという思いからか、毎月きちんと返済されているとのことです。