携帯電話の発信場所や、予備校での聞き込み調査、また高校時代の担任の先生の証言から、息子さんのご友人の周辺を調査しましたところ、1人暮らしをしていらっしゃるご友人が、息子さんをかくまっていることがわかりました。

ご家族に息子さんの消息を報告後、その家の近隣で待機し、息子さんが家から出てきたところに声をかけ、話し合いに加わるよう説得。ご両親に迷惑をかけていることを理解してもらい、また実家に戻るということを約束してもらい、無事に解決いたしました。 その後、受験の成否はわかりませんが、少なくとも話し合いの場では、息子さんもご両親の愛情を理解されたようでした。社会全体から見たら小さなトラブルだったのかもしれませんが、ご家族にとっては乗り越えるべき1つの壁だったのかもしれません。

荷物を取りに来た日は泊まって、翌日昼過ぎに家を出るというパターンとのことで、帰宅した日に連絡をもらいました。現在どこにいるかを調べるため、翌日、家を出た娘さんを調査員が尾行したところ、とあるマンションの一室に入ったことを確認しました。夜中まで出てこなかったため、そこで寝泊まりしているようです。

さらに調査を継続したところ、その部屋は、当該音楽グループのメンバーが居住しており、娘さんも一緒に生活していることが判明しました。そのメンバーには、女性を風俗店へ送り込む斡旋業者としての一面も噂されていましたが、今のところ、娘さんはそのような扱いは受けていません。無理に連れ戻しても、また家を出るだけになりそうだという判断のもと、しばらく見守ることとしました。

夫にも女性にも、きちんとけじめをつけて欲しいと思っていますが、その女性と別れて帰ってきて欲しいとは思っていないそうです。実際に男女の関係になったのはここ半年ですが、あからさまに様子がおかしくなったので、奥様がいろいろ情報収集をしていらっしゃいました。

その女性の自宅を割り出し、調査員が現地へ行って監視をしたところ、女性宅に出入りする夫の姿が確認できました。女性と二人で生活をしている証拠を撮影し、以降の対応は弁護士に一任することとしました。